先日「AIの衝撃」を読んだのですが、こちらも評判がよさそうなので読んでみました。純粋に最近のAIの動向、技術的な中身を知りたい人にはこちらのほうがお勧めですね。まあ技術的といっても一般向けの書籍なのでなんとなくわかった気になれる、というレベルですが。ニューラルネットワークを勉強したことがある人ならば問題なくメインテーマであるディープラーニングについてもどういう技術なのか、がわかるはずです。
ニューラルネットの出力層に入力と同じものを持ってくる(自己符号化器)、そして中間層を多層化する、これによりコンピュータが抽象概念のようなものを自分で獲得できる、ということなんですが、こうなると今までのAIとは次元が違うものがでてきそうです。
著者によるとこのディープラーニングはAIにおける大きなブレークスルーになるということです。著者自身も同様の考え方を温めていたような記述もあり、研究者としての口惜しさも行間から感じられました。
日本のロボットも第五世代コンピュータのようなことにならなければいいなあ。